タタラ・タラ個展「嫌いな中でも生きている。」

タタラ・タラ個展「嫌いな中でも生きている。」
会期:2018年5月12日(土)-5月20日(日)
会場:TATARABA「ナオナカムラ」
東京都品川区北品川2-25-17
開場時間:14:00-20:00 会期中無休
20日(日)17:00-クロージングパーティ
入場料:無料
お問合せ:nakamuranao19900715@gmail.com(中村奈央)

「嫌いな中でも生きている。」プレスリリース

この度、品川にありますTATARABA「ナオナカムラ」では、タタラ・タラ個展「嫌いな中でも生きている。」を開催いたします。

 タタラ・タラは1984年東京都生まれ。2006年に女子美術大学短期大学部造形学科デザインコース情報メディアを卒業、2015年に美学校の現代美術セミナー「天才ハイスクール!!!!」を修了しました。
 タタラは目で見ている情報や思考が脳内で記号化され文字などになって見える「形式的思考障がい」と20代の頃に診断されます。
これまでと何も変わらない日常で、健常者からいきなり障がい者というレッテルを貼られながらも、商業デザイナーだった頃に培ったスキルを活かしてポップでリズミカルでキャッチーな作品を多数発表してきました。
主なグループ展に「シブカル祭。2015」(2015/渋谷PARCO)、「Genbutsu Over Dose」(2015/高円寺キタコレビル、ナオナカムラ)などがあり、今展はナオナカムラにとって2015年の初個展以来3年ぶりの個展になります。

 前回の個展では、作家自身もそうである障がい者と呼ばれるマイノリティにカテゴライズされてしまう人にスポットを当て、健常者と呼ばれる私たちにそれぞれ違った個性があるように、「障がい」というものは健常者同様の個性と言える特徴の一つであると捉えて作品にアウトプットしました。

 今展覧会では、彼女にとっての嫌悪なものや自身の抱えるコンプレックスなど無意識のうちに自ら差別化しているものにスポットを当て、それらに馬鹿馬鹿しくも真面目に全力で挑むことで対峙していきます。

パブリックでもプライベートでもマイナスなイメージをされる・することに対して、ひたむきで積極的なアプローチを試みるその姿からは、当事者である彼女自身のリアルなフィルターを通してそのものの見方や既存のイメージをマイナスの現状から一歩プラスへ変えてくれます。
映像作品をメインとした新旧作品で構成するタタラ・タラ個展「嫌いな中でも生きている。」をこの機会にどうぞご覧ください。