トーキングヘッズ叢書No.67「異・耽美〜トラウマティック・ヴィジョンズ」の「TH RECOMMENDATION」内で、先日開催した笹久保伸個展「秩父前衛派」について、舞踏批評家の志賀信夫氏による展評が掲載されています。

7月28日発売のトーキングヘッズ叢書No.67「異・耽美〜トラウマティック・ヴィジョンズ」の「TH RECOMMENDATION」内で、先日開催した笹久保伸個展「秩父前衛派」について、舞踏批評家の志賀信夫氏による展評が掲載されています。

耽美とはそもそも、道徳的な社会通念よりも、その個人が勝手に思い込んだ「美」というものの方を価値が高いと信じる反社会的な思想であり、それゆえ、異端でもあります。
しかし昨今はその「耽美」という言葉も単に美を愛でることだけにも使われたり、少々安っぽくなったような?
耽美という表現は、あくまでも反社会的であり、それゆえトラウマを植え付けるほどの強度を持っているべきなのではないか、と思うわけです。
だから今回は、本来の耽美に立ち還る意味で、「異・耽美」特集。
そしてそれはすなわち、「異端・美」でもあるのです。

発行:アトリエサード
発売:書苑新社(しょえんしんしゃ)
発売日:2016年7月28日
価格:1,500円
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