ひろせなおき個展「GYARU儀葬儀式展」


ひろせなおき個展「GYARU儀葬儀式展」
期:2014年7月11日(金)~7月20日(日) 12:00~21:00
    平日は18:00~21:00、休日は12:00~21:00で開催
オープニングレセプション:12日(土)18:00~
会場:音二番(東京都杉並区高円寺北3-10-3  1F)
作家WEBサイト:http://hirosenaoki.com

進化系 黒ギャル……再来。
やべぇっ‼︎
Twitter で見つけた時
マジで嬉しかった。
若者の話、、、、ってさ
自殺とか 
鬱とか 
引きこもりとか
7月7日付の日刊ゲンダイより
へこむこと いっぱい 耳にする時代に
ぶっちぎりで派手に生きてる
この娘たち。
平成の傾奇者 「Black Diamond」
もぉ、可能性しか感じなかった。
でも、実は 儚いんだよね。
ギャルって
自分たちの余命を知ってる。
残された時間。つまり、今。
ここにかける想いは半端じゃない。
卒業LIVEとか甘っちょろいから。
葬式、、、
ってか死のパーティをしてやろぉよ‼︎
最後の最後まで ぶっちぎる‼︎
傾奇者は
いつの時代も きっと 変わらない。
ひろせなおき



この度、高円寺にあります音二番「ナオ ナカムラ」では、今年1月に続き2回目となりますひろせなおき個展「GYARU儀葬儀式展」を開催いたします。
ひろせなおきは、1987年茨城県生まれ。2013年にChimPomの卯城竜太氏による美学校の「天才ハイスクール!!!!」を受講しました。
ひろせはこれまで、ネットカフェ難民という造語に対するネガティブなイメージを自身の体験や潜入取材を基に、メディアでは伝えないポジティブな新しいライフスタイルの一つとして提案するなど、持ち前の明るさやフットワークの軽さ、美術に対する無知さを武器に自身の身近に起こる社会現象にコミットし続々と作品を発表しています。
 1990年代後半から、時代の最先端を走り流行や経済を動かしてきたジャパニーズカルチャーである“ギャル(=GYARU)”は日本のみならず世界へと発信され、雑誌では特集『GIRL'S CULTURE ―ギャルが日本を救う!?―』(2009年5月1日号/BRUTUS)と題しギャルとアートの関係性に迫るなど常に私たちの常識をひっくり返してきました。
そのミューズとも言える黒ギャルユニット“black diamond(=ブラック ダイヤモンド)”は、2012年7月に結成され全国から総勢150名以上が所属する巨大サークルです。イベントや雑誌、テレビ、音楽活動など国内外問わずさまざまなメディアで活躍し更なるムーブメントを起こしています。
今年6月29日、ひろせは渋谷にblack diamondのメンバーらを集めて「ギャルの葬儀」を執り行い、その後、会場からハチ公まで棺桶を担ぎパレードをするパフォーマンスイベントを開催しました。
「ギャル」という第二の命を纏う彼女たちは一見華やかに見えがちですが、中には暗い過去を背負っている人も多く、ギャルの寿命である25歳までの短期間に命を謳歌させ輝きを放ちます。どこか切なさを漂わせるそんな姿はまるで伝統芸能を継承し、短い命に華を添える舞妓のようにも見えるのではないでしょうか。
本展覧会では、ギャルと執り行った葬儀の一部始終をメインに、ひろせとblack diamondによるコラボレーション作品を発表します。ギャルの華やかで切ない葬儀にご参列いただければ幸いです。ひろせなおきによる2回目の個展をこの機会にどうぞご覧ください。
また、音二番にて同時開催の石井陽平個展「最高に生きる」も併せてご覧ください。


【artscape 2014年08月01日号(artscapeレビュー)】石井陽平 個展「最高に生きる」+ひろせなおき個展「GYARU儀葬儀式展」|福住廉