佐藤翔個展「地球は青かったらしいよ」


佐藤翔個展「地球は青かったらしいよ」


期:2013年9月20日(金)~9月24日(火) 13:00~22:00
オープニングレセプション:20日(金)18:00~
会場:素人の乱12号店(東京都杉並区高円寺3-8-12 フデノビル2F)


 この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、佐藤翔個展「地球は青かったらしいよ」を開催いたします。
 佐藤翔は、1989年三重県出身。2013年に私立多摩美術大学美術学部彫刻学科を卒業しました。

 これまでの作品に、無力でありながらも日本と向き合うため、パンチングボールを血と汗と涙で染めて自身の日本国旗を再構築する、「die日本人-blood and sweat and tears-」(2011)や、カラフルな宇宙船に夢を乗せ、現実と葛藤する「大渡海」(2012)巨大なブラックホールが希望と絶望を吸い込む「Black Hole Down」(2012)パラシュートが夢とともに友人たちのもとへ落下する「White Hole Up」(2013)などがあります。
また、昨年9月に開催いたしました志水佑個展「ゆにおん」(ナオ ナカムラ)や、今年2月に京都で開催された企画公募展「PUSH START BUTTON」(ART ZONE)では、大学在学中に同志で結成した「ちょこくう会」(2012年~)として展覧会に参加しました。

 佐藤の作品は主観的でありながら、物理的にも彼自身の心理的にも圧倒的なスケールの大きさが存在するため、見る者を異次元空間に引き込みます。
 また、夢の象徴物を具現化して作品に落とし込むことによって、彼自身のオリジナルのストーリーが生み出されます。そして、そのストーリーには夢だけではなく「週刊少年ジャンプのキーワード『友情・努力・勝利』」のような、固い友情、惜しまない努力、自分に対する勝利を秘めているのではないでしょうか。

 本展覧会では、佐藤自身の夢とリンクする大型インスタレーションをメインに、すべて新作で構成する初個展です。この機会にどうぞご覧ください。


僕が行きたい場所とか 夢とかそんなトコロはこの世界に初めっからないんだね
こんな所まで来させてもらって貰ってやっと分かった(汗)
でも見ちゃったんだよ 
何時だったって?忘れちゃったけどさ
僕は行くよ 「あの場所」にだってさ 行ってきます
ごめんなさいは何時か言うから
僕の持ってる最速で 僕の力で 
いつかそこに辿り着いたらさ
そん時には言ってあげたいよね
「地球は青かったらしいよ」って
そしたら 「おかえりなさい」を聞くんだ